ここでは、「小数」のかけ算とわり算を説明するよ。
「小数」のかけ算
小数のたし算とひき算は、整数のたし算とひき算と同じようにできたね。
次に、小数のかけ算を考えてみよう。
小数のかけ算も整数のかけ算と同じようにできるのかな?
まずは整数のかけ算の復習をしよう。下の問題を考えてみよう。
端(はし)の花から、もう一方の端(まで)の花までの距離は何cmありますか。
まずは図を描いてみよう。図を描くとこんな感じかな。

左端の花から右端の花までの距離は、
違うよね。
たとえば、花が2本のときは、左端から右端の花まで30cmだよね。
花が3本のときは、左端から右端の花まで60cmだよね。
つまり、
だから、式を書くと、
=30×7
=210
端の花から、もう一方の端の花までの距離は、210cm。
次に下の問題を考えてみよう。
端(はし)の花から、もう一方の端(まで)の花までの距離は何mありますか。
まずは図を描いてみよう。図を描くとこんな感じかな。

左端の花から右端の花までの距離は、
だから、式を書くと、
=0.3×7
あ、小数と整数のかけ算だよ。
「0.3×7」はいくつかな。
「0.3×7」は0.3を7つ足した数のことだよね。
だから、たし算で書きかえると、「0.3×7」は、「0.3+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3」と同じ大きさだよね。
「0.3+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3」を計算すると、
0.6+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3=0.9+0.3+0.3+0.3+0.3
0.9+0.3+0.3+0.3+0.3=1.2+0.3+0.3+0.3
1.2+0.3+0.3+0.3=1.5+0.3+0.3
1.5+0.3+0.3=1.8+0.3
1.8+0.3=2.1
答えは合っているけど、たし算するのは大変だよね。
もっと簡単に計算できないかな?
「0.3×7=2.1」をもっと簡単に計算する方法を考えよう。
はじめに、下の問題を考えてみよう。
2)10÷10
3)1÷10
4)0.1÷10
5)0.01÷10
1)の答えは、10だよね。100を10等分したときの一つ分の大きさ、だからね。
2)の答えは、1だよね。10を10等分したときの一つ分の大きさ、だからね。
3)の答えは?
1を10等分したときの一つ分の大きさは、0.1だよね。
だから、答えは、0.1だね。
4)の答えは?
0.1を10等分したときの一つ分の大きさは、0.01だよね。
だから、答えは、0.01だね。
5)の答えは?
1)2)3)4)の答えを見てみると、ある数を10で割ると、位が一つ小さくなっているよね。
だから、0.01÷10=0.001、になるね。
さっきも書いたけれど、ある数を10で割ると位が一つ小さくなるんだ。
これは大事なことだから覚えておこう。
次に、下の問題を考えてみよう。
2)10×10
3)1×10
4)0.1×10
5)0.01×10
1)の答えは、1000だよね。100が10集まると、位が上がるからね。
2)の答えは、100だよね。10が10集まると、位が上がるからね。
3)の答えは、10だよね。1が10集まると、位が上がるからね。
4)の答えは?
0.1は1を10等分した大きさだよね。その0.1が10集まると、もとの1の大きさになるよね。
だから、答えは、
5)の答えは?
0.01は0.1を10等分した大きさだよね。その0.01が10集まると、もとの0.1の大きさになるよね。
だから、答えは、
1)~5)を見てみると、10を掛けると位が一つ大きくなることが分かるね。
これは大事なことだから覚えておこう。
それじゃあ、「0.3×7=2.1」をもっと簡単に計算する方法をもう一度考えよう。
10で割ると位が一つ小さくなり、10を掛けると位が一つ大きくなるんだよね。
それを使って、式を書きかえてみよう。
「0.3」は「3」を「10」で割った数だよね。
なぜなら、「3」を「10」で割ると位が一つ小さくなって、「0.3」になるからね。
かけ算とわり算は計算の順番を変えても答えは変わらないから、「×7」を先に計算すると、
=21÷10
「0.3+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3+0.3」を計算しなくても、かけ算を使って答えが計算できたね。
上の問題では「0.3×7」を計算するときに「3÷10×7」に書きかえたけど、書き換えずに計算もできるよ。
考え方はあっているのに計算間違いするのは嫌だよね。だから考えやすい方法で計算しよう。
小数もひっ算ができるよ。ひっ算は「小数」のかけ算のひっ算で一緒に学ぼう。
下の問題の答えは、0.3を7回たし算してもいいけど、かけ算を使ってカッコよく答えよう。
端(はし)の花から、もう一方の端(まで)の花までの距離は何mありますか。
式)
0.3×(8-1)=0.3×7
=2.1
答え)
端の花から、もう一方の端の花までの距離は、2.1m。
「小数」のかけ算のひっ算
整数のかけ算のひっ算を学んだよね。ひっ算を使うと計算がとても簡単に早くできたね。
どうやってするのか思い出せないときは、かけ算のひっ算を思い出そう。
小数のかけ算のひっ算はどうやってするのかな?
整数のかけ算のひっ算とはどこが違うのかな?
一緒に学んでいこう。
さっき「小数」のかけ算で解いた、
では、一つづつ順番に、ひっ算を書いていこう。
まず、かけ算の左側の数「0.3」を書くんだ。


このとき、上の数と下の数の、右端をそろえて書くんだ。
右端の「3」と「7」をきちんとそろえて書こう。


これで計算する準備が終わったよ。
整数のかけ算と同じだね。
さあ、つぎは、計算しよう。
まず、上の数の右端の数「3」と、下の数「7」をかけ算するんだよね。答えは「21」だね。
上の数は十の位だから、十の位に「2」を書くんだよね。
繰り上がった数は、左上に小さく書くんだったね。

さあ、これでひっ算は終わったよ。
答えを見てみよう。

「3×7=21」だけど、「0.3×7」も21なのかな?
かけ算している数が「3」と「0.3」で違っているから答えも違うはずだよね。
なにを忘れているのかな?
そうだね。小数点を考えるのを忘れていたね。
「0.3」の小数点はどこにつければいいのかな?
計算した結果に小数点を書こう。
小数点を書く位置はひっ算の式からわかるよ。
小数点の右端からの位置と同じ位置に、小数点をつけるだけなんだ。
「0.3」の小数点は右端から1つ目、「7」には小数点がないから0。
場所を足し算すると、
だからひっ算は、

さっき計算した答えと同じになったね。
次は、
はじめにひっ算を書こう。
まず、かけ算の左側の数「2.53」を書くんだったよね。

このとき、上の数と下の数の右端をそろえて書くんだったね。
右端の「3」と「5」をきちんとそろえて書こう。

これで計算する準備が終わったよ。
さあ、計算しよう。
計算のしかたは整数のひっ算と同じだったね。
まず、上の数の右端の数「3」と、下の数の右端の数「5」をかけ算するんだよね。答えは「15」だね。

さっきの計算で繰り上がりの数「1」があるから、足し算すると「26」だね。

さっきの計算で繰り上がりの数「2」があるから、足し算すると「12」だね。

つぎは、下の数の、右から二つ目の数「2」で、さっきと同じように計算するんだったよね。
まず、上の数の右端の数「3」と、下の数「2」をかけ算するんだよね。答えは「6」だね。
答えを書くとき、一番小さな数が「2」の位置になるように書くんだったよね。


さっきの計算で繰り上がりの数「1」があるから、足し算すると「5」だね。

最後に、計算した数を足し算するんだったよね。
足し算する位を間違えないようにしよう。

最後に、小数点を考えよう。
小数点はどこにつければいいのかな?
小数点は、かけ算した数の右端からの位置と同じ位置に、小数点をつけるんだったね。
「2.53」の小数点は右端から2つ目、「2.5」の小数点は右端から1つ目だね。
この二つの場所を足し算すると、
だからひっ算は、
