算数をしよう

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ここでは、かけ算のひっ算を学ぼう。
ひっ算は、むつかしい式を、誰でも計算できるように工夫した、計算のしかたなんだ。
ひっ算を覚えて、もっとたくさんの、かけ算の式を解こう!

かけ算のひっ算

九九では、ひと桁と、ひと桁のかけ算を覚えたよね。
たとえば、

2×3
5×7
だよね。
この式は、九九を使うと、計算できるよね。
2×3=
5×7=35

では、次の問題を解けるかな?

12×3
これは「12」を「3」つ足すってことだよね。
書きかえると、
12+12+12
だから、答えは、
12+12+12=36
だよね。

答えは合っているんだけど、なんだか、カッコいい解き方じゃないよね。
もし、

12×8
だったら、
12+12+12+12+12+12+12+12
って、書いて計算しなくちゃならないよね。もっとカッコいい解き方ないのかな?

そこで使うのが、かけ算のひっ算なんだ。
はじめに、さっき解いた、

12×3
をひっ算で計算してみよう。

では、一つづつ順番に、ひっ算を書いていこう。
まず、かけ算の左側の数「12」を書くんだ。

図
次に、かけ算のひっ算だから、かけ算の記号「×」を下の行の左端(はし)に書くんだ。
図
次に、「12」の下にかけ算の右側の数「3」を書くんだ。
このとき、上の数と下の数の、一の位、十の位、をそろえて書くんだ。
「2」と「3」をきちんとそろえて書こう。
図
次に、一番下に横線を書くんだ。
図

さあ、これで計算する準備が終わったよ。
つぎは、いよいよ、計算しよう。

まず、上の数の右端の数「2」と、下の数「3」をかけ算するんだ。
そして、その答えを、横線の下に、上の数の位の場所に合わせて書くんだ。
上の数は一の位だから、一の位に答えを書くんだ。

図
次に、上の数の一つ左の位の数と、下の数をかけ算するんだ。
上の数の一つ左の位の数は「1」だから、「1×3」を計算するんだ。
そして、その答えを、横線の下に、上の数の位の場所に合わせて書くんだ。
上の数は十の位だから、十の位に答えを書くんだ。
図

さあ、これでひっ算は終わったよ。
答えを見てみよう。答えは、横線の下にあるんだ。

図
ひっ算の答えは、「36」だね。
さっき、計算した答えと同じだね。


繰り上がりのあるひっ算

では、次に、

12×8
をひっ算で計算してみよう。

さっきと同じように、ひっ算を書くと、

図
だね。さあ、計算しよう。

まず、上の数の右端の数「2」と、下の数「8」をかけ算するんだよね。
上の数は一の位だから、一の位に答えを書くんだよね。

図
ちょっとまって!
繰り上がった数は、左上に小さく書くんだ。
なぜって?
ひっ算を使うと、二桁×二桁(例:13×85)や、五桁×三桁(例:39075×249)の計算とか、いろいろな桁のかけ算が計算できるんだ。

でも、計算すると、間違えるときってあるよね。
そんなときには、ひっ算の計算があっているか、見直すことがあるよね。
繰り上がった数を小さく書くと、見直すのがとても楽になるんだ。

文字を小さく書いたほうが、見直すのがとても楽になる、ってちょっと変だよね。
二桁×一桁のひっ算を覚えたら、二桁×二桁の計算をしてみよう。
きっと、理由が分かるよ。

図

次に、上の数の一つ左の位の数と、下の数をかけ算するんだよね。
上の数の一つ左の位の数は「1」だから、「1×8」を計算して、答えは「8」だね。
上の数は十の位だから、十の位に「8」を書くのかな。
ちょっと待って!
さっき繰り上がった、「1」があるよ。
「8」に繰り上がった数「1」をたした数を書くんだ。
「8+1=9」だね。
図
繰り上がった数は、\線を上から書いて、足したことが分かるようにしよう。
そうすることで、計算があわないときとか、式を見直したときに、間違っている所がすぐに分かるからね。

さあ、これでひっ算は終わったよ。
答えを見てみよう。

図
答えは、「96」だね。
12×8=96


次は、二桁と二桁のかけ算にチャレンジしよう。(工事中)


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