ここでは、数直線を学ぼう。
数直線はどんな線?!
「数直線」ってなんだろう。
名前に「直線」が付いているから、「真っ直ぐ(まっすぐ)な線」なんだろうね。
名前に「数」が付いているから、数(かず)に関係があるんだろうね。
「数直線」って漢字だからむつかしく見えるけど、数の大きさを分かりやすくするために、
直線の上に数を書いた線のことなんだ。
では、ここで問題。
次に数直線で考えてみよう。「1000001」と「100002」を数直線で書くと下図のようになるよ。
どっちの数字が大きいかを比べるには、桁数を数えたりしないといけないけど、
「数直線」を使うと見た目で数字の大きさを比べることができるね。
これはすごいことなんだ。
算数には、数直線の他にも「グラフ」があるんだ。
グラフは数直線よりもっとたくさんのことを見た目で分かるんだ。
グラフはこちら。(工事中)
では、数直線の書き方を学ぼう。
数直線は数の大きさを見た目でわかるようにするんだ。
だれでも見てすぐにわかるようにするために、数直線を書くときのルールがあるよ。
ここでは、次の2つのルールを覚えよう。
2.数直線を右に移動した長さと、数字の大きくなる度合いは、同じにする。
数直線の右に行くほど数字が大きくなるように、数字を書いていこう。
2は言葉だけの説明だと分かりにくいかな。
下の3つの数直線を見てみよう。
どの数直線が分かりやすいかな?
一番下の数直線が、どの数字がどのくらい大きいかわかりやすいよね。
それは、右に行くほど、数が10づつ増えているからだね。
それだけかな? 真ん中の数直線も10づつ増えているよ。
そうだね、もう一つは、右に進んだときに、進んだ長さと、数字の増える量が、下の図のように同じだよね。
ちなみに、10や20の下にある縦線を「目盛り(めもり)」って呼ぶよ。覚えておこう。
0より大きい数
はじめに、0より大きい数の数直線を書いてみよう。
さっそく次の課題をしてみよう。
目盛りの間隔は同じだよね。
そして、数字が、1,2,□,4,5、と並んでいるね。
「1の次が2」、「4の次が5」になっているね。
目盛りを右に1つ進むと、数字が1つ増えているね。
「2の左が1」、「5の左が4」とも考えられるね。
その場合は目盛りを左に1つ進むと、数字が1つ減っているね。
ということは、
「2」の右の□は、数字が1つ増えて、「3」かもしれないね。
「4」の左の□は、数字が1つ減って、「3」かもしれないね。
「2」から考えても「4」から考えても、□は「3」になったから、□は「3」に間違いないね。
数直線の数字を埋めるときは、法則(=きまり)を見つけよう。
そして、法則があっているか、□の左の数と、□の右の数で調べよう。
では次の問題を考えよう。
数字が、0,3,□,9,12、と並んでいるね。
「0の次が3」、「9の次が12」になっているね。
目盛りを右に1つ進むと、数字が3つ増えているね。
ということは、
「3」の右の□は、数字が3つ増えて、「6」かもしれないね。
「9」の左の□は、数字が3つ減って、「6」かもしれないね。
「3」から考えても「9」から考えても□は「6」になったから、□は「6」に間違いないね。
0より小さい数
さっきは0より大きい数を数直線に書いたね。
ところで0より小さい数のときは、どうなるんだろう?
とても気になるよね。
でも、0より小さい数は中学1年生で学ぶよ。
気になるときは「負の数ってなに?」を見てみよう。