算数をしよう

ACTABAのホームページ

TOP > 負の数の加算・減算(別の考え方)

見出し

ここでは、負の数の加算・減算を学ぼう。

このページは「負の数の加算・減算」とは別の考え方で負の数の加算・減算を考えてみよう。
算数の答えは一つ(?)だけど、考え方はいっぱいあるから、一番わかりやすい考え方を見つけよう。

負の数ってなに?

「負の数」って何だろう。
数字には「正の数」と「負の数」があるんだ。
正の数は0より大きい数なんだ。
負の数は0より小さい数なんだ。
図で書くとこんな感じかな。
負の数

0より1大きい数は「1」、0より2大き数は「2」だよね。
0より4大きい数は「4」だよね

0より1小さい数を「-1」、0より2小さい数を「-2」と書くんだ。
0より4小さい数は「-4」になるよ。「-」は「マイナス」って読むよ。

負の数のたし算(加算)

負の数の加算はどうやってするか考えよう。
次の計算を考えよう。

正の数5に負の数(-3)を足すといくらでしょうか。
さあ考えよう。
足し算だから、「+」の記号を使うんだよね。
5+-3
かな?。
記号が続いて書かれているから見づらいよね。
こういう時はカッコを使って書くんだ。
5+(-3)
見やすくなったね。5と(-3)を足すことがわかりやすいね。
負の数を書くときはカッコでくくろう。

では、計算してみよう。
5と(-3)を足すと・・・負の数を足すってどういうことだろう?



さっきの式を考える前に、下の式を考えよう。

5+3

図を描いて考えてみよう。

5は図で書くと、
負の数

3は図で書くと、
負の数

5+3は、5の場所から3を足すから、まず5の位置に移動して、
負の数

次に3増えるから、
負の数

だから答えは、

5+3=8
だね。



では、さっきの式を考えよう。

5+(-3)
だったね。
図を描いて考えてみよう。

5は図で書くと、
負の数

(-3)は負の値だから、図で書くと、
負の数

5+(-3)は、5の場所から(-3)を足すから、まず5の位置に移動して、
負の数

次に(-3)移動するから、
負の数

だから答えは、
5+(-3)=2
だね。



次に下の式を考えよう。

5-3
5は図で書くと、
負の数

3は図で書くと、
負の数

5-3は、5の場所から3減るから、まず5の位置に移動して、
負の数

次に、さっきの5+3のときは3増えたけど、5-3では3減るから、
負の数

だから答えは、
5-3=2
だね。
5-3と5+(-3)は同じ答えになるんだね。

負の数のひき算(減算)

ここでは、負の数の引き算を考えよう。
では次の式を考えよう。

5-(-3)
負の数の引き算ってどうやって計算するんだろう?



その前に、下の式を考えよう。

5-3
5-3の答えは2だよね。
図を描いてみよう。
5は図で書くとこんな感じかな。
負の数

3は図で書くとこんな感じかな。
負の数

5-3を図で書くと、まず5の位置に移動して、
負の数

つぎに、3だけ減る方向に移動するから、
負の数

2の位置になるよね。
引き算だから、3の向きは逆になっているね。



では、さっきの式を考えよう。

5-(-3)
だったね。
5-(-3)を図で書くと、まず5の位置に移動して、
負の数

つぎに、(-3)の引き算だから(-3)を向きを逆にして、
負の数
だね。

だから答えは、
5-(-3)=8
だね。
正の数を引き算すると値が小さくなるけど、負の数を引き算すると値が増えるんだね。
面白いね。



5-(-3)
を計算するときに、毎回図を描いていると大変だよね。
もっとカッコよく計算できないかな。

「-(-3)」の式は、足し算の式に置き換えられるんだ。
式を書き換えると、

5-(-3)=5-(-
      =5
に書き換えられるよ。
これを計算すると、
5-(-3)=5+3
      =8
だね。
負の数の引き算は、正の数の足し算に書きかえられるんだね。覚えておこう。



では、次の式を計算してみよう。

5-(-3+2)
むつかしそうだけど、これまで学んだことを思い出そう。
足し算や引き算よりも、先にカッコの中を計算するんだったよね。
5-(-3+2)=5-(-1
だね。
負の数の引き算だから、正の数の足し算に書きかえられるよね。
さっきと同じように書きかえると、
5-(-3+2)=5-(-
        =5
だから答えは、
5-(-3+2)=5-(-1)
        =5+1
        =
だね。



さっきはカッコの中を先に計算したけど、カッコを外してから計算することもできるよ。

5-(-3+2)
それではカッコを外してみよう。

カッコを外すときは、それぞれの数の引き算を考えるんだ。
最初の数は(-3)、二番目の数は(+2)だね。
それぞれの引き算を考えると、

-(-3)-(+2)
だから、書きかえると、
5-(-3+2)=5-(-3)-(+2)
        =5+3-2
だね。これを計算すると、
5-(-3+2)=5+3-2
        =5+1
        =6
になるね。
カッコの中を先に計算したときと同じ答えになったね。


ページのトップへ戻る