ここでは、「公約数(こうやくすう)」を説明するよ。
「約数」ってなぁに?
「約数」って漢字が並んでて、難しそうだね。
でも、難しそうに見えるだけだから、楽しく考えよう。
「約数」って普段使わない言葉だね。
「約数」は、ある数を割った時に、割り切れる数の集まりのことなんだ。
言葉ではわかりにくいから、次の問題を見てみよう。
12の約数を書いてみよう。
さあ、考えよう。12をその数で割ると、割り切れる数が約数なんだ。
なにで割り切れるか、1から順番に考えよう。 余りが無い数が、割り切れる数だから、約数だね。
12÷1 =12
12÷2 =6
12÷3 =4
12÷4 =3
12÷5 =2・・・2
12÷6 =2
12÷7 =1・・・5
12÷8 =1・・・4
12÷9 =1・・・3
12÷10=1・・・2
12÷11=1・・・1
12÷12=1
12÷13=0・・・12
12より大きい数は、かけ算しても12にはならないから、12より大きい約数は無いよね。12÷2 =6
12÷3 =4
12÷4 =3
12÷5 =2・・・2
12÷6 =2
12÷7 =1・・・5
12÷8 =1・・・4
12÷9 =1・・・3
12÷10=1・・・2
12÷11=1・・・1
12÷12=1
12÷13=0・・・12
だから、答えは、
答え)12の約数は、1,2,3,4,6,12。
だね。
ところで、約数で、一番小さな数と、一番大きな数はなんだろう?
一番小さな数は、1だよね。どんな数でも1で割り切れるよね。そのときの商は、もとの数自身だよね。
一番大きな数は、もとの数自身だよね。どんな数でも、もとの数自身だと必ず割り切れるよね。そのときの商は、1だよね。
たとえば、101の約数で一番小さな数は1、一番大きな数は101だよね。
一番小さな数は、1だよね。どんな数でも1で割り切れるよね。そのときの商は、もとの数自身だよね。
一番大きな数は、もとの数自身だよね。どんな数でも、もとの数自身だと必ず割り切れるよね。そのときの商は、1だよね。
たとえば、101の約数で一番小さな数は1、一番大きな数は101だよね。
公約数・最大公約数
さっきは「約数」を考えたね。ここでは、「公約数(こうやくすう)」と「最大(さいだい)公約数」を考えよう。
「約数」と「公約数」の違いは、「公」っていう漢字が付いていることだね。
「公」は「おおやけ」って読めるね。「公」の意味は「全体」だね。
ちなみに、「公」の反対の言葉は「私」だね。「公的」の反対の言葉で「私的」って使うよね。
「公」は「おおやけ」って読めるね。「公」の意味は「全体」だね。
ちなみに、「公」の反対の言葉は「私」だね。「公的」の反対の言葉で「私的」って使うよね。
「公」の意味は「全体」っていうだけあって、「公約数」は2つ以上の数のときに計算できるんだ。
2つ以上の「もとの数」の、それぞれの約数の中から、同じ約数だけを集めたものが「公約数」なんだ。
言葉ではわかりにくいから、次の問題を見てみよう。
12と15の公約数を書いてみよう。
さあ、考えよう。はじめに、12の約数と、15の約数を考えてみよう。
12の約数は、1,2,3,4,6,12
15の約数は、1,3,5,15
15の約数は、1,3,5,15
12と15の公約数は、12の約数にも、15の約数にも含まれる約数だから、12の約数と、15の約数を比べて、同じ約数を考えてみよう。
12の約数 :1,2,3,4,6,12
15の約数 :1, 3, 5, 15
12と15の公約数:1, 3
だね。だから、答えは、15の約数 :1, 3, 5, 15
12と15の公約数:1, 3
答え)1,3
だね。
公約数の中で、一番大きな公約数を、最大(さいだい)公約数というんだ。
最大公約数は、「分数」の計算でも使うから、マスターしておこう。
12と15の最大公約数は?
12と15の公約数は、1,3だから、最大公約数は3だね。だから答えは、
答え)12と15の最大公約数は、3。
だね。公約数が分かっていると、最大公約数は簡単に分かるね。
公約数で、一番小さな数はなんだろう?
どんな数でも、約数で、一番小さな数は、1だったよね。どんな数でも1で割り切れるからね。
だから、公約数で、一番小さな数は、1になるんだ。
どんな数でも、約数で、一番小さな数は、1だったよね。どんな数でも1で割り切れるからね。
だから、公約数で、一番小さな数は、1になるんだ。
では、「公約数」はどうやって計算すればいいんだろう?
次は「公約数」をカッコよく計算する方法を考えよう。
「公約数」をカッコよく計算するには「素因数分解」を使うんだ。
「公倍数・公約数の計算」の「素因数分解」のぺージを見てみよう。